脇の黒ずみにワセリンは効果あり?かぶれがワセリンで悪化する例もある


脇の黒ずみをワセリンで治せるでしょうか?答えは、「乾燥対策にはなるものの、黒ずみは消せない」です。

医師が「水とワセリンでシミが消える」と書いた本が話題ですが、調べたところ、ワセリンには副作用がなく赤ちゃんも使える代わりに、シミを消す効果も、科学的な根拠がないとわかりました。

脇の黒ずみを治療するには市販のクリーム?口コミで見えた即効性ある方法とは

脇の黒ずみにワセリンを使う魅力は副作用がないこと

ワセリンは石油を精製した保湿剤です。石油原料と聞くと使っていいのか不安に思いますが、肌の表面に「油膜」を作って保湿します。肌内側の水分蒸発を防ぐことで乾燥を予防することができます。

ワセリンは赤ちゃんにも使える保湿剤です。赤ちゃんに湿疹症状が起こった時、皮膚科医はワセリンを処方することも多いです。ドラッグストアでもベビーワセリンが売っています。赤ちゃんが食べたり舐めたりしても安全な処方なので、子供も大人も安心して使うことができます。

脇の黒ずみにワセリンを使うなら「白色ワセリン」がおすすめ

脇の黒ずみ治療にワセリンを使うなら、白色ワセリンを選ぶようにしましょう。

ワセリンには2種類あります。黄色ワセリンと白色ワセリンです。

2つの違いは純度です。純度が高いのは「白色ワセリン」で皮膚科医師から処方されるのは白色ワセリンが多いです。黄色ワセリンの方が安いですが、脇に使うとするなら白色ワセリンにしましょう。

白色ワセリン、黄色ワセリンのほかには、ユニリーバ社の「ヴァセリン」もあります。青い蓋がついているジャー型の保湿剤で、「ヴァセリン」は商品名。小さいサイズからコストコで販売される大きなサイズまであります。

脇のような繊細な部分に使うなら、どちらかというとドラッグストアで売っている医薬品の白色ワセリンがおすすめです。

脇の黒ずみに白色ワセリンを塗る時に気をつけたい点

脇の黒ずみに白色ワセリンを塗る時に気をつけたい点
脇の黒ずみに白色ワセリンを塗る時、気をつけたい点は、浸透時間です。

先に、辛口な意見を伝えますが、白色ワセリンは脇に使えないことはないですが、デリケートゾーン用クリームの方が浸透力は高く使い心地がいいでしょう。

赤ちゃんの肌にも使えるワセリン、陰部や脇にも使えるものの、使用感は好き嫌いが分かれます。透明ではあるものの、ジェルにも似たテクスチャーで、べたつきを感じやすいです。塗った後はテカっていて浸透するまでに時間がかかります。

洋服をすぐ着たい時は不向きです。デリケートゾーンや脇に使う時も時間の余裕を持って使いたいものです。

白色ワセリンは何より、価格が安いため、人気です。白色ワセリンの価格を調べると、チューブに入った60g入りの商品が500円未満、ジャーに入った500g入りの商品も700円程度と割安です。ドラッグストアでも買え、最近ではインターネットでも購入できます。価格の安さを感じたい人向けの商品といえます。

ワセリンでシミが消えるのは本当?科学的な根拠はない

近頃、ワセリンでシミが消えると話題です。きっかけは、「水とワセリンでシミが消える」内容の本が発売されたことです。しかし、ワセリンでシミが消える内容は本当ではありません。

皮膚再生医療が専門の医師の著書で、水洗顔とワセリンだけのシンプルスキンケアでシミが消えると説明しています。しかし、ワセリン1つで「シミが消える」とは言い切れません。過剰なスキンケアで顔を触りすぎることでシワの原因になるため、シンプルケアを推奨しているのだとわかります。しかし、ワセリンがシミを「消す」効果があるとは断定できないです。

エイジングケアは、基本的に紫外線対策と保湿だけのシンプルケアでいいことには賛同します。しかし、ワセリンさえあれば万能に肌トラブルを解消してくれる内容は疑問です。

かぶれがワセリンで悪化する例もあるので注意

かぶれがワセリンの油分のせいで悪化する例もあります。

肌質がアトピー性皮膚炎の人や敏感肌の人だと、ワセリンの油分のべとつきで、かぶれ・かゆみや発疹が激しく起こる可能性もあります。ワセリンを多く塗ることでべたつきが起こり、肌のかゆみがより強調されて感じられるようになるからです。

こんなときは、かゆみやかぶれを抑える鎮静化できる軟膏を塗る必要があります。ワセリンは万能とは言い切れません。

脇の黒ずみにはワセリンよりもデリケートゾーン用クリーム

脇の黒ずみにはワセリンよりもデリケートゾーン用クリーム
脇の黒ずみに効果的なのは、メラニンを対外に排出する「美白有効成分」とかゆみやかぶれを抑える「抗炎症成分」です。

脇の黒ずみには、ワセリンよりも脇にも使えるデリケートゾーン用クリームをおすすめします。一般的なデリケートゾーン用クリームには、美白有効成分と抗炎症成分の2つが入っています。

美白有効成分はトラネキサム酸やコウジ酸、4MSKなどで、厚生労働省から認可されている成分です。抗炎症成分はグリチルリチン酸ジカリウムのような、かゆみ・かぶれを抑えてくれる成分です。

脇のかゆみ・かぶれを抑えながら、気になる部位の美白をしてくれる2つの力のあるデリケートゾーン用クリームを選ぶことがワセリンを塗ることよりも黒ずみ解消に近道です。

脇の黒ずみにはワセリンよりも脱毛

脇の黒ずみを考えた時に、直接の物理的刺激が黒ずみの元になりがちです。脇毛の脱毛をしていない人は、レーザー脱毛やIPL脱毛で脇毛のケアをしてみてください。

脇の皮膚は柔らかいです。脇毛処理のためにワックス、脱毛フォーム、かみそりを使っているとダメージを与えてしまいます。例えば、かみそり負けを繰り返してしまっている人は、脇脱毛をすることだけでも、かみそりの刺激を与えなくすることで黒ずみ予防になります。

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