研修医:高橋

尊敬すべき先生たち

──この病院で研修されていて、いろんな先生に教わることも多いと思うのですが、尊敬する医師像や、尊敬する先生はいらっしゃいますか。

高橋:寺坂勇亮先生(外科)です。

──先生のどういったところが尊敬できる部分でしょうか。

高橋:この方はですね、どんなことにも手を抜かないし、熱いし、患者さんのことを第一に考えています。なによりこの方、外傷のスペシャリストなんですよ。まだ30歳くらいですけれども、もうかなりのレベルだと思います。この病院は整形の先生だったり、例えば形成外科の先生だったりしたとしても、全員が救急を診れるんです。内科救急で患者さんが来たとしても、整形の先生がいて、救急外来をずっと診てくれるんですね。

──それは珍しいですね。

高橋:やっぱりそういうところも、この病院を見学してすごいなあと思ったところで。でもこれは、寺坂先生だけじゃなくて、整形外科の先生だったり、形成外科の先生だったりみんなそうです。あと、山口先生っていう、この人もすごい人で。なにがすごいかって、たぶん、経験数が半端な数じゃない。その中でも決して怒らずに常に冷静で、何より研修医、下の先生たちを本当に大事にしてくれる先生です。

あきらめる必要なんてない

──ありがとうございます。最後の質問になりますが、これから、医師を目指しているという人たち、たくさんいると思うんですが、先生自身の経験の中から、あるいは体験的なところからメッセージやアドバイスがあるとしたら、どういった言葉になるでしょうか。

高橋:医者を目指す人に対して言いたいことは、本当に医者になりたいんだったら、とにかくやってみたらっていうことですね。ときどき「医者になりたいけど、自分は勉強できないから」とか言う人がいますけど、本当に医者になりたいんだったらやってみてよと。

──あきらめる必要性なんてないと。

高橋:全然必要ないです。僕自身、そんなに頭良くないし。でも、僕なりに頑張って一生懸命勉強して、こうしてやっているし。あと、病院を選ぶことに対してですけど、ブランドのある病院が選ばれることがよくあると思います。それはそれで、もちろん素晴らしい研修ができると思うし、ある程度のキャリアもそこで積めると思うんですけど、そこまで有名じゃなくても、自分がやりたいことを存分にできるような病院を選ぶために、自分のやりたいことにマッチした、そういうことを表に出している病院があれば、そこに見学に行ってみるべきですね。

──自分の目でしっかりと見てということですね。

高橋:自分の目でしっかりと見て。医学生は5年生になってから病院実習が始まって各科を回るから、それで興味を持った科に最初に情熱を注ぎ込んで、各科を回っていれば、それなりの出会いもあるし、いい先生にも出会うだろうし。いい先生に出会って、そこの雰囲気がよかったら「そういう運命だな」ということで、そこに乗り込んでいけばいいと思います。 僕も全国の病院合同説明会で、ここの病院紹介されたときに、すごくいい病院だなと思って、「どこですか」と言ったら、「北九州から」と言われて。「それじゃ行ってみなきゃ分かんねえよ」ってことで(笑)