研修医:高橋

目が死んでないですね、みんな。

──実際に研修をされてみて、どういった感想を持たれてますか?

高橋:実際に働いているのはここの病院しかないので、ほかの有名な病院とかがどんな研修なのかっていうのは分からないですけど、少なくともこの病院で研修をやっている中で、納得いくようなものっていうのか、ここであれば外傷の研修に関しては間違いないかなと。そう思っています。

──指導医の先生との関係や、特に医局の雰囲気などは、先生はどういうふうに感じられていますか?

高橋:目が死んでないですね、みんな。 とりあえず忙しいけど、「やるしかない」っていう思いがある先生たちばっかりなので。僕がここに実習に来たときは、もう皆さん生き生きとしてやってらっしゃって、本当にいろいろ教えてくれたんですね。

──聞きやすい関係ということでしょうか?

高橋:うん。聞きやすいですね。て、いうか、たとえ聞きにくくても、もう聞くしかないっていう(笑)

──目の前の患者さんを助けるにはっていうことですね。

高橋:そうですね。もう聞くしかないですね。それ、上の先生たちも分かっているんで多分。

──そう聞くと、成長するための舞台というか、環境はしっかりと整っているというようなことですか。

高橋:そうですね。けっしてこの病院は全国的には有名な病院じゃないですけど、内科の先生もプロフェッショナルだし、外科の先生もバイタリティあふれるし、もう内科、外科問わずいろんな科の先生がいろいろ協力し合っているし、なにより、大きい病院と違って各科の垣根も低いんで、やっぱりコンサルトもしやすいですし。そういった意味で、やっぱり患者さんを救うための救急病院としてはかなりの病院だと思います。

──その中で研修されてるということで、先生自身は将来的な夢をお聞きしたいのですが。

高橋:外傷ができる外科医になりたいです。交通事故で大量出血や内臓破裂とか、ショックバイタルになっている人をどうにかして救いたい。交通事故死をなくしたいですね。

──実際に研修されてる中で、例えば悩んだり、ストレスを抱えたりなどした時は先生はどのように気分転換されてるんですか。

高橋:他の先生にも聞かれたりするんですけど、僕の場合は、外傷患者さんが来たときに対応がどんどん成長していくっていうことだけが、僕の喜びですね。別にそれに対して、ストレスを感じている暇もないし。これはたぶん、ここで働いている研修医たちはみんなそう考えていると思います。

──なるほど。

高橋:もうとりあえず、今やるべきことをやるしかない。で、その中で、まだまだ未熟ですけど、患者さんへの対応が少しずつは良くなってきているかなということを、思うだけで、僕はもうそれだけでいいですね。