研修医:金城

コミュニケーションは患者さんのために

──今、後期研修5年目ということで、沖縄協同病院で研修する前と実際に研修されてみて、どういったところに魅力を感じられていますか?

金城:これ、言うと相当時間かかるんですけれども(笑)、まずですね、すごく周りのコメディカルや上司、みんなに恵まれてますね、本当に。自分が困った時にはすぐ相談できますし、相談する上で何も不自由がない。円滑に、本当に充実した研修医生活をまず2年間送ることができた。厳しいこともあれば、楽しいこともあったんですけれども、それを踏まえても、もう一度研修するのはどこでするかと言われたら、やはりまた自分はここを選ぶと思います。

──なぜそんなに、研修するうえで恵まれてるという風に感じれたのでしょうか?

金城:そうですね。医局もそうなんですけれども、とても家庭的な雰囲気でですね、みんながコミュニケーションをとても取り合ってやってるので、要するに昔のちょっと典型的な例で言うと、医局間の隔たりとか、例えば、内科から外科に紹介しにくいとか、そういうのっていうのもほとんどなくて、「ああ、先生、ちょっと少し相談したい方がいるんですけれど」と気軽に。まあ、医局全体で患者を診てるというような安心感がありますね。それは、結果的に患者さんのためになってると思いますので、その辺はすごくいいですね。

人間力を“盗む”

──先生自身は将来どんな医師を目指してるんでしょうか?

金城:そうですね。医師という面でもそうなんですけども、人間的に周りから尊敬される人であったり、医師としての技量はもちろんのこと、本当にまず人間力じゃないかなと自分は考えてます。

──患者さんへの信頼とかそういうものも含めてですね。

金城:あの人に診てもらいたいとか、そういうふうな形のものですかね。

──人間力。そういう中で先生自身が尊敬されてる方とか、また、将来的な夢など聞かせていただけるでしょうか。

金城:そうですね。正直なところ、この人というところはないんですけれども、基本的に、自分の上司は全部自分にとっての尊敬する医師ですね。その上司の自分の好きなところを盗む。例えば、あるA先生がいて、このA先生のいいところを盗んで、それを自分のものにする。で、B先生のいいところは、こういうところだから、例えば、患者さんに対する接し方や「お大事にされてくださいね」っていう言い方。もしくは、患者さんにカルテを渡すときの渡し方。ただ単に手渡すのではなく、両手を添えて、「お大事にされてくださいね」って渡すやり方など。いろんな先生のいいところ、悪いところも見てるので、要するにこうありたいというものを全部総合したら、それで自分自身が形成されていくと思いますね。

──なるほど。

金城:結果的に自分は育てられてるわけです。いろんな先生からいい所を盗むと、結果的に自分が目指す人間になれるんじゃないかなというので。